学校図書館にある外国語で書かれた本を
図書分類番号順に並べてみると
アジア、アフリカ文学の本が殆どないことに
すぐ気が付きます
公共の図書館でも探してみましたが
「水滸伝」と「世界の民話」くらいしか
見つかりませんでした
絵本も、児童文学も
アメリカやヨーロッパの翻訳本が殆どです
アジア・アフリカのお話で子どもが読めるものというと
日本に入ってきているのは殆どが民話か絵本になると思います
「ぼくはひとりで」はベトナムの絵本です
初めてボートをこいで学校へ通う少年のお話です
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アフリカのお話は奇想天外です
「しんぞう」と「ひげ」が主人公ですから
迫力の絵がいいです
アジアやアフリカの国によっては
児童文学の歴史がまだ浅い国もあるようです
私が子どもの頃、話題になったのが
韓国の少年が書いた日記「ユンボキの日記」です
母親が家を出て行ってしまい
今日食べるものにも困るユンボキと兄弟
泣きながら読みました
韓国のドラマが日本で見られるようになって
戦後を描いたものを見るとユンボキを思い出しました
アジアで書かれたものを読んだのは
大人になるまで、この本だけだったと思います
大人の読み物については
韓国や中国作家のものが街の本屋さんでも平置きされたりするように
なってきました
「三体」は図書館で借りようとしても1年待ちくらいだったSF作品
これまで読んだことのないような話で面白かったのですが難しい部分もあり
三部作のうち初めのものしか読んでいません
「+1cm」は
「応援」ワードや「癒し」ワードのイラスト本
BTSの愛読書にも挙げられていて
高学年や中学生に
大人にも
続編も数冊出ています
数少ないアジアの児童文学を出版されているのが
てらいんくさん
「サンサン」は「草ぶきの学校」という映画にもなった物語です
中国の田舎の学校に通う少年と、その家族や友人や先生の
物語ですが、生活や心情の描写が細やかで
中国の灰谷健次郎さんだ、と思ってしまいました
「ツベメ飛ぶ」はベトナム戦争を描いた物語です
ベトナム、パキスタン、スリランカなどの短いお話が入っています
子どものとき
アメリカやヨーロッパのお話に親しんで
アメリカやヨーロッパの国々を身近に感じるようになりました
「エルマーのぼうけん」「長くつしたのぴっぴ」「赤毛のアン」
「大草原の小さな家」など
アジアは近いのに
アメリカやヨーロッパより遠い感じがすることがあります
大人になってからですが、ロシアの文学を読むようになって
ロシアを身近に感じるようになりました
学校図書館にもアジアやアフリカやロシアの本が増えていってほしいです
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