以前、NHKで「週刊子どもニュース」という番組をやっていました
今も時事問題の解説や学校図書館においてある
時事問題シリーズ本の監修でも大活躍の
池上彰さんがお父さん役で
子どもたちにニュースの解説をするというもの
この番組を見ると
「なるほど」と
ニュースがよくわかり
「大人だけどこの番組がちょうどいい」
と思ってよく見ていたので
番組が無くなったときは悲しかったくらいです
2010年まで放映されていたそうです
(そんなに前だったかな…時の流れの速さに唖然)
テレビで中村雅俊さんが
同じくNHKの「視点・論点」を録画して毎日見ている
とおっしゃっていたのを聞いて
私もやってみましたが、見ないでたまってしまいました
多分「週刊子どもニュース」を見るのより
頭が少し疲れるから
「へえー」となる回も多いので、今度はリアルタイムで見ようと思います
再放送 火曜~木曜 午前4時~ NHK総合
さて、小学校の学校図書館では新聞をとっています
本と言うものはどうしても最新の情報は薄い
メディアルームが学校図書館に隣接しているところもありますが
新聞は、その薄くなっている部分の情報を補完してくれます
だから取っておきたい
学校図書館には町の図書館のように書庫などというものは存在していないので
その保管方法に悩んでいる学校司書の方も多いかもしれません
新聞用のファイルもありますが、小学生には大きくて重くて
取り扱いが難しいので、これにファイルしてしまうとあまり読まれませんでした
コーナーごとに切り抜いてファイリングしたら
好きなコーナーのファイルを借りていく子どもが出てきました
「鉄道」「深海魚」「恐竜」などが人気でした
ただ、切り抜くと裏の記事が読めなくなってしまう
だから本当はデーターベースを作って
後から必要な記事を見返せればいいのですが
実現には至りませんでした
そのうち小学校でも、新聞を
紙からデジタルに切り替えていくということがあるかもしれませんね
学校図書館には
定められたメディア基準数というものがあり
子どもの人数により蔵書数が定められていますが
新聞の購読紙数については
「学級数にかかわらず、小学校6 紙、中学校8 紙、高等学校10 紙を最低基準とする」
となっています
なお、読部数については、数量基準はありません
と言っても、小学校図書館に6紙も置いてあるところは
私の働いていた自治体では私の知る限り無かったように思います
職員室にはあったかもしれませんが
学校図書館で購読しているこの「小学生新聞」も
子ども向けに書かれているだけあってニュースが
わかりやすい
曜日ごとにいろいろなコーナーもあり
特に私が気にいっていたのは
「毎日小学生新聞」の「哲学カフェ」
似顔絵で登場する(実際は毎日新聞の記者さんらしい)
ツチヤさん、コーノさん、ゴードさん、ムラセさん、マツカワさん
のうち3人が、
子どもから届いたお題について意見を述べていく
というもの
3人の中の、誰かしらが自分と近い考えだなと思ったり
まったく自分では思いつかなかった視点の方がいらして
ハッとさせられたり
いつも楽しみにしていました
3人3様の意見が掲載されていて答えを出しているわけではないのです
「幽霊は本当にいるか」
一見、子どもらしい可愛い質問への答えにも
深いものが出てくることもあります
「なぜ、いじめはなくならないのか」
多くの子どもに読んでもらいたくて
廊下に貼っていました
このコーナー、本にもなっています
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子ども向けの哲学の本はいろいろ出ていますが
借りていく子どもは少ない
その中でも、これは一生懸命読んでいる子どもいたな
という本をご紹介します
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これは、シリーズで他にも出ております
今、新聞を取っている家が少なくて
「明日工作をするから新聞を持ってきて下さい」
とは言えないそうです
「新聞を読む」という授業は
小学校でも、中学校でもあるのですが
日常の生活の中に当たり前にあるものでなくなっているだけに
勉強色が余計に強くなっている感があります
新聞の空いたスペースにのっているような
小さい記事を切り抜いてスクラップしている私としては
寂しいですね
「毎日小学生新聞」を気にいった私が
子どものためにと2年程とったことがあります
あんまり熱心に読んでいるのを見なかったけれど
後から
「あ、これ毎小で読んだ」とか
「毎小にのってたから知ってる」などと
言っていたので、良かったと思いました
小学校で購読していた毎日小学生新聞に
週1回「15歳のニュース」というものが
はさまれていましたが
小学生新聞の「哲学カフェ」に当たるようなコーナーを
毎日新聞さんの人選にうなりながら
こちらも楽しみにしておりました
哲学の授業をとっていたことはありますが
内容についてはほとんど記憶がありません
教授の雑談「鼻の中にキノコが生えた」
覚えているのはそれだけです
その雑談を聞いてから
どうしても先生の鼻が気になってしまい
講義に集中できなかった私です
私は司書の資格を、学校司書になってから取ったのですが
そのとき、レポートを書くために
初めて「ソクラテスの弁明」を読みました
紀元前399年の、 法廷での弁論の記録
これは、面白かったですね
よくぞ残してくれたプラトンよ
と思わずつぶやいてしまいました
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学生の時にもう少し真面目に哲学、
やっておけば良かったなと思いました
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